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インプラント

インプラントで
健康な歯とともに生きる

インプラント

歯を失った後の治療法の1つに「インプラント」があります。
顎の骨に穴を開け、人工歯根となるインプラント体を埋め込み、顎の骨とインプラントが結合したのを確認してから、被せ物を取り付ける治療です。「自費診療になり治療費が比較的高額」「治療には手術が必要」などの特徴がありますが、入れ歯のような咬みにくさがなく、固い食べ物もしっかりと咬めるようになります。また、被せ物はセラミックを用いると、より天然歯に近い自然な見た目を演出できます。

歯を失ってしまったときの
治療法

  • インプラント

    歯を失った場所にインプラント体(人工歯根)を埋め込み、被せ物を取り付けて歯の機能を回復する治療法で、安定感のある咬み心地を実現します。見た目も自然で、入れ歯やブリッジにありがちな「見た目の違和感」もほとんどありません。周囲の歯に負担がかかりにくいのも特徴です。

  • 入れ歯

    歯を失った場合に一般的な治療法です。保険適用でき、より安価に失われた歯の機能を回復できます。また、すべての歯を失った場合も、総入れ歯により治療可能です。スピーディーな治療も大きなメリットです。

  • ブリッジ

    失われた歯の両側に残った歯の一部を削り、連結した被せ物を取り付ける治療法です。周囲の歯を大きく削る必要がありますが、入れ歯に比べると良い咬み心地が期待できます。また、保険適用も可能です。

当院のインプラント治療

1安心のインプラント治療

インプラントは顎の骨に穴を開ける手術が必要であり、手術に対して不安を感じる方も多いかもしれません。手術時間は数十分ほどであり、多くの患者さまは、治療後にご自宅へお帰りいただけます。
どうしても手術への不安が強い場合、当院では「静脈内鎮静法」のご案内が可能です。意識はあるものの、ほぼ眠っているような状態で手術ができます。薬剤が効いている間は健忘作用も期待でき、嫌なイメージを残さないインプラント治療につながります。

2骨が足りない方もインプラント治療が可能

インプラント治療では、埋め込んだインプラント体(人工歯根)を支えるために、十分な量や厚みの顎の骨が必要です。しかし、歯周病などにより顎の骨が減っている場合、インプラントが抜け落ちたり、骨を突き破ったりする恐れがあります。
そのため、歯科医院によっては、治療を断るケースもあります。 当院ではそのような難症例にも対応できるように、骨を増やす「歯周組織再生療法」のご案内が可能です。通常に比べると治療期間はかかりますが、顎の骨が順調に再生すると、インプラント治療が可能になる期待が高まります。 「顎の骨が少ないためインプラントは難しい」と、他院で断られてしまった場合は、当院にご相談ください。

GBR法

歯を失うと、その箇所の骨は刺激を受け取れなくなり、骨が少しずつ痩せていきます。また、歯周病の細菌によって、骨が溶かされることもあります。骨が薄く、量も少ない場合は、インプラントを支えられなくなってしまうのです。
GBR法とは骨が足りない箇所に自家骨や人工骨を補填し、メンブレンという膜を被せて縫合し、十分な骨の再生をめざす治療法です。

  • Merit

    • 骨量が少ない箇所でも、手術によりインプラント治療が可能になります骨量を部分的に増やすことができます
    • 骨量が増えるため、手術時のインプラント体の埋入が安定します
  • Demerit

    • 十分な治癒期間が必要になり、治療期間が長引く可能性があります
    • 自家骨を用いる際は、骨を削って採取する必要があります
    • 外科手術により、患者様の体に負担がかかります

サイナスリフト

上顎のさらに奥は空洞になっており、「サイナス」と呼ばれています。奥歯を失うと空洞が大きくなり、インプラントを支えるために必要な骨の確保が難しくなります。
歯ぐきの一部を切開し、骨補填材を用いて骨造成を行う治療法が「サイナスリフト」です。治療には時間が必要ですが、骨の厚みや量の再生にもつながります。

  • Merit

    • 骨量がかなり少ない状態でも、インプラント治療が可能になります
    • 上顎洞を広範囲に広げられます
    • 目視で上顎洞の粘膜を剥離できます
  • Demerit

    • 手術時間が長く、患者様の体に負担がかかります
    • 顎の骨にインプラント埋入とは別の穴を開ける必要があります
    • 術後に顔の腫れや内出血が起こるリスクがあります

ソケットリフト

ソケットリフトでは、上顎の骨が足りない箇所を押し上げ、生まれたスペースに骨補填材を注入します。ソケットリフトであれば、サイナスリフトよりも傷口が少なく、インプラントの埋入と同時に手術を行えます。治療期間の短縮も大きなメリットです。

  • Merit

    • 歯ぐきの切開や骨に穴を開ける範囲が狭く、体にかかる負担を軽減します
    • インプラント体を埋め込む手術と並行して行えます
    • 術後の痛みや腫れが少なくなります
    • 治癒期間がサイナスリフトに比べて短くなります
  • Demerit

    • 骨の厚みが最低5mm以上ないと適応できません
    • 目視での手術が難しい
    • 上顎洞を押し上げられる範囲に限界があります

3さまざまなインプラント技術を導入

インプラントといっても、治療法はいくつかの選択肢があります。当院では患者さまの症例に適した治療を提供するために、最新の治療法や技術を積極的に取り入れております。
治療経験や専門知識が豊富な歯科医師が、インプラント治療を担当いたしますのでご安心ください。他院で断られてしまった場合でも、当院でしたら対応できるかもしれません。諦めるのではなく、ぜひ当院にご相談ください。

All-on-4®(オールオンフォー)

All-on-4®(オールオンフォー)とは、合計4本のインプラントを土台に、上顎もしくは下顎すべての歯を補える治療法です。失った歯の本数が多い方のインプラントとしておすすめです。骨造成の手術も必要なく、体への負担も比較的抑えられます。

  • Merit

    • 骨吸収を抑えられる
    • 複数の歯を一度の治療で回復させられる
    • 治療の適応範囲が広い
    • 固定されているので、義歯に比べて咀嚼機能の向上が期待できる
  • Demerit

    • 各種公的医療保険適用ではありません
    • 外科手術が必要になります
    • 抜歯を行う可能性があります
    • 術後十分なメインテナンスを行わなければいけません

ザイゴマインプラント

ザイゴマインプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込む通常の方法に加えて、顎の骨も利用した治療を行います。手術当日に仮歯の装着も可能です。一方、治療には長いインプラント体の使用が必要で、頬の骨に届く可能性があり、高度な技術が必要です。
当院では豊富な治療経験と技術力を生かし、より安全性の高いインプラント治療をめざしておりますので、ぜひお任せください。

  • Merit

    • 上顎の骨の量が足りなくても、骨造成をせずに治療できます
    • 手術後は仮歯を装着でき、食べ物を噛める状態を作れます
    • 合併症のリスク軽減が期待できます
  • Demerit

    • 各種公的医療保険適用ではありません
    • 治療を対応できる歯科医院を事前に探す必要があります
    • 通常よりも長いインプラント体を使用するため、高度な技術力が求められます

4高度な治療機器

  • シミュレーションソフト

    検査結果をもとに、3Dによるコンピュータシミュレーションを繰り返し、リスクを徹底的に減らした状態で手術を行います。

  • サージカルステント

    シミュレーションソフト以外に、当院ではインプラント体を埋め込む場所が分かる物理的ガイドとして、サージカルステントの製作を行っております。予定通りに手術を進めやすく、安全性の高いインプラント治療の実現が期待できます。

  • その他の機材

    当院では、インプラントの安定度を数値化できる「オステルISQアナライザ」や、外科治療後のダメージ軽減につながる「超音波ボーンサージェリーシステム」など、さまざまな機材を導入したインプラント治療に取り組んでおります。

5インプラント認定医・専門医が
治療を担当

インプラントの機能や耐久性を十分に引き出すには、適切な治療や専門知識が必要です。
当院には、ICOI国際口腔インプラント学会認定のインプラント認定医・専門医が在籍しております。豊富な経験や高い技術力を生かし、より高度で安全性の高いインプラント治療の提供をめざしております。

インプラント治療の流れ

  1. Step01カウンセリング

    まずはカウンセリングを行い、現在の状況やご要望を確認します。当院からも丁寧な説明を行いますが、治療に対する不安や疑問があれば、遠慮せずに何でもご相談ください。

  2. Step02術前検査

    レントゲンやCTを用いて撮影し、顎の骨の状態や厚み、歯の神経や血管の位置を明らかにします。問題がない場合は手術へと移りますが、骨造成手術が必要な場合は先にそちらの治療を優先します。

  3. Step031次手術

    1次手術では顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込みます。手術前は専用のソフトを用いてシミュレーションを繰り返し、手術時はサージカルステントと呼ばれるガイドを用いて精密なインプラント治療をめざしております。

  4. Step04待機期間

    埋め込んだインプラント体が顎の骨と結合するまでに、2~3か月程度の期間が必要です。症例によっては、治癒を待つ間に仮歯を装着できる場合もありますので、個別の症例については一緒に話し合いましょう。

  5. Step052次手術

    インプラント体と顎の骨の結合を確認し、2次手術を行います。インプラント体と被せ物をつなぐアパットメントを取り付けます。手術は歯ぐきの一部を切開するのみですので、約10分程度で終了します。

  6. Step06型取り~人工歯装着

    2次手術後は1~2週間程度の治癒期間を設け、傷口が治るのを待ちます。その間に型取りを行い、人工歯を製作します。人工歯には、オールセラミックやジルコニアなどの素材をご用意しております。事前に素材の特徴、メリットやデメリットも丁寧にご説明いたしますので、ご要望がある場合はお申し付けください。
    その後は製作した人工歯を取り付け、問題がなければ治療完了です。その後は定期検診を通じて予防に取り組み、良好な状態の維持をめざしましょう。

診療術前の注意点

  • 各種公的医療保険適用ではありません
  • 外科手術が必要になるため、患者さまに体力的な負担がかかります
  • 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
  • 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
  • 術後も定期的なメンテナンスをしないと、機能が落ちやすくなります
  • 処置した個所に食べ物が詰まりやすくなります

術後もお口の
メインテナンスを

インプラントの治療後にメインテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」という歯周病と同じような状態になる恐れがあります。
歯ぐきに生じた炎症が悪化すると、顎の骨にまで悪影響が及び、インプラントがぐらつくようになります。最悪の場合、インプラントが抜け落ちる可能性もあるのです。治療後もインプラントを維持するには、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスが重要です。

予防歯科